facebookページと名前が変わったのが、たしか2月頃でした。
私もファンページ時代からのユーザーですが、ここ最近の盛り上がり方には正直驚きを隠せません。
特に「どうやって使うのか?」という部分に関しては、まだ「流行りだから」という認識が多いように感じます。
そこで、企業のfacebookページの使われ方を2つに分類してみました。
企業のfacebookページを2つに分類
facebookページは大きく分けて以下の2つに分類されるかと思います。・企業からの情報発信(Commercial的役割)
・企業と消費者の交流の場(消費者センター的役割)
ひとつ例に挙げますと、Oreoというお菓子のfacebookページでは、
自社の取り組み・アンケート・担当者のつぶやきなど、主に企業からの情報発信(Commercial的役割)を行っています。
ここでパッと考えられるのが、
「ただのお菓子の紹介ページを何回もみるの?」
でしょう。
しかしながら、とっても面白いことに、
このfacebookページには2183万3470人の「いいね!」があります。
(2011/07/03現在)
では、この「いいね!」はどんな数字なのでしょうか。
「いいね!」を集めると、どんなメリットがある?
「いいね!」とは、言葉の通り、「ええなぁー」とか「おぉ!」という気持ちを表すボタンです。そして、それは自分の発言として自分の友達に自動的に伝えることになります。
つまり、「いいね!」とは、企業のプロモーションにとって最も効果的なクチコミ的役割を担うことになります。
(その発言に対して「いいね!」をしても、企業のfacebookページには反映されないため、クチコミとまで言えるかは、議論がありますが・・・。)
補足ですが、「シェア」の場合ですと、今度はシェアした友達のウォールに入るため、友達の友達へ伝わることができます。
(・・・ややこしいかもしれませんね。)
さて、ここからもっとややこしい話をはじめます。
NFO(News Feed Optimization|ニュースフィード最適化)という言葉をご存知でしょうか。企業と消費者の交流の場として考えた場合にとても重要だと思ったのでご紹介します。
facebook CEOのマーク・ザッカーバーグが
私たちはフェースブックをオンラインコミュニティとして認識していない。
実際に存在するコミュニティを強化する名簿として提供している。
フェースブックに存在するのは、
リアルライフに存在するものの鏡像だ。
と言うように、facebook内では、
様々な情報が大量に飛び交っています。
つまり、それを精査してあげないとfacebookは従来通りのSNSのままになってしまうわけです。
それがfacebookにおける、NFO(News Feed Optimization|ニュースフィード最適化)のことです。
facebook独自のアルゴリズム「EdgeRank(エッジランク)」によって、
そのユーザーにとって最も価値のあるコンテンツがニュースフィードにハイライト表示されるように最適化を行っているわけです。
(昨年のf8デベロッパーカンファレンスでFacebookのエンジニアRuchi SanghviとAri Steinbergが発表。)
「EdgeRank(エッジランク)」の三要素
企業が特に気になるのは、「ちゃんと皆のもとに情報が届いているのだろうか?」というところです。facebookページでは、EdgeRank(エッジランク)を三要素に分けてはかっています。
これは、ユーザー間の更新情報でも適用されているそうです。
1. affinity score(親密度)
投稿者と閲覧者の新密度を表します。
親密性とは、facebookページとユーザーとの関係のことです。
関係が深ければ深いほど、ニュースフィードに表示されやすくなり、反対に浅いほど表示されにくくなります。
関係の深さは以下のような条件に基づいて算出されていると考えられています。
・ユーザーのfacebookページへのアクセス頻度
・ユーザーのfacebookページへのフィードバック(「いいね!」やコメント)頻度
2. weight(ウェイト・重み)
重みとは、facebookページに投稿されたコンテンツが「いいね!」や「コメント」をどれくらい獲得しているか、ということです。
ここでは、ユーザー本人の行動だけではなく、他のユーザーをあわせたフィードバックの総数が考慮されているため、
「いいね!」よりもコメントのほうがポイントが高いとされています。
3. time(タイム|時間)
時間とは、Facebookに投稿された時間です。
より最新の投稿ほど、価値の高いコンテンツとしてみなされています。
企業のfacebookページでは何をしなければいけないのだろう
結局、ここが重要なことかもしれません。私は、facebookページもSEOと同様に、旋策が必要なものだと捉えています。
Google+はさておき、twitter、facebookなどのユーザーが情報源を得られる箇所は
今後もっと増えていくかと思います。
また、それらの情報スピードは今後もっと早くなると思います。
流動的な情報源の中で、どのようにエンゲージメントを高めていくか、それが今後重要なのではないでしょうか。
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